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一人暮らしのエアコンの適正温度。冷房と暖房の上手な使い方

一人暮らしで電気代の節約をしたい時には、まず見直したいのがエアコンの設定温度です。寒い日には必要以上に高い温度に設定してしまっていたり、夏でしたら早く快適な温度にしたいと思い、低めの温度で設定してしまうこともあると思います。
節約を意識した時には、適正な設定温度にすることが必要です。
そこで、エアコンの暖房時や冷房時の設定温度についてご紹介します。
快適な温度にするためには、エアコンの温度だけでなく、効果的にサーキュレーターなどを使うと、より快適に過ごすことができます。

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一人暮らしのエアコンの最適な暖房温度

電気代を抑えたいときにまず考えるのがエアコンの使い方ではないでしょうか。エアコンがあると部屋の中をすぐに冷やしたり暖めることができて便利ですが、何も考えずに使ってしまうと電気代がかなり高額になってしまいます。エアコンの使い方を見直したとき、暖房と冷房のそれぞれの設定温度をどれくらいにしたら良いのかがわからない場合もあると思います。

一人暮らしでエアコンを暖房として使う場合、設定温度は20度にします。

ちょっと寒いという印象があるかもしれませんが、エアコンメーカーが推奨している暖房の温度が20度です。
エアコン暖房が20度では寒いからといって設定温度を上げてしまうと、その分、電気代もかかってしまいます。仮に25度に設定した場合だと月1万円近く電気代がかかってしまうと言われています。

エアコンを20度に設定すると、エアコンは20度に到達するまでフルパワーで動きますが、20度になったところで設定温度を保ち続けるように静かに動きます。エアコンから出た暖かい空気は天井付近にたまるため、床付近は冷たい空気のままで実際には20度に達していない場合もあります。これだと寒いと感じてしまいますよね。
エアコンを暖房として使うときは風向きを下に向けて使ってください。上に向けたり真っ直ぐに向けて使ってしまうと、暖かい空気は床付近を通らずに上に向かって流れてしまいます。

次にサーキュレーターを使って空気の流れを変えます。上の暖かい空気と下にたまってしまう冷たい空気をかき混ぜるようにして、部屋全体を同じ温度にします。

一人暮らしの部屋がエアコンの推奨温度でも寒く感じる時に確認すること

エアコン暖房を20度に設定して、風向きやサーキュレーターを使っても寒く感じるのなら、湿度に注目してみてください。湿度は高い方が寒さを感じにくくなりますので、湿度を確認してみましょう。

冬は乾燥しますので、放っておくと湿度が低くなってしまいます。風邪の予防のためにも、湿度を一定に保つようにしましょう。
湿度を上げたいときは加湿器が便利です。加湿器は電化製品なので電気を使いますが、加湿器の電気代はそれほど高くはありません。エアコンに比べると気にならないでしょう。加湿器を使って湿度を50%に設定してみてください。湿度を上げるだけで寒さが気にならなくなります。

加湿器がない場合は、洗濯物を干すだけでも違ってきます。洗濯物は洗面所や他の部屋に干しているのなら、湿度を上げたいリビングに干すようにしてみてください。洗濯物がないときはバスタオルを濡らして干すだけでも違ってきます。洗濯物を干すだけで部屋の湿度を1割程度上げることができます。

カーテンを厚地にするのも効果的です。部屋に冷気が入ってくるのは窓です。窓から入ってくる冷気を防ぐようにしてください。カーテンは生地が厚いものにし、窓全体をしっかりと覆うことができる大きめのサイズにします。

一人暮らしの冷房のエアコン設定温度は何度が良いのか

冷房の場合だと28度が推奨されている設定温度になります。

28度だと全然快適じゃないと感じるかもしれませんが、暖房の場合と同じく、涼しく感じる工夫をしてみてください。設定温度を1度変えるだけで電気代を10%節電することができます。まずは冷房の場合も推奨されている設定温度にして生活をしてみましょう。

エアコンを暖房として使うときは風向きを下へ向けましたが、冷房で使う場合は風向きはまっすぐにします。冷たい空気は床の方に溜まりやすくなりますので、足元だけが冷えすぎてしまいます。風向きをまっすぐにしたら、サーキュレーターを使って空気に流れを作ります。

サーキュレーターで冷たい空気が部屋全体にまんべんなく行き渡るようにします。人が立ったときの高さも足元も、室内全体が同じ温度になるようにしてください。

それでも暑いと感じるのなら、扇風機を併用してみてください。扇風機ならエアコンのように電気代が気になることはありません。暑さを感じたときだけ扇風機を使ってみると良いでしょう。

エアコンの間違った使い方

エアコンの電気代を意識すると、あまり長い時間つけっぱなしにしない方が良いと考えてしまいますよね。一気に冷やしたり暖めて、快適な温度になったら切っておきたくなります。電気のスイッチを切ることが節電への近道と考えますよね。
ですが、エアコンの場合は、切ったりつけたりすると逆に電気をたくさん使ってしまう場合があります。

エアコンのスイッチを入れたら、早く設定温度に近づけようとフルパワーで動き出します。そのときに一番電気を使うのです。その分、もちろん電気代も高くなってしまいます。スイッチのオンオフを繰り返していると、電気をたくさん使ってしまうとになります。

エアコンは自動運転で使ってください。温度を設定したら、あとはエアコンに任せておくのが一番です。

エアコンは設定温度になるまでフルパワーで動きますが、設定温度になったところで温度を維持するために省電力で静かに動き続けます。

エアコンのつけっぱなしが心配になるかもしれませんが、スイッチのオンオフを繰り返すよりも節電効果があります。長時間外出をするときなどはスイッチを切るようにしてください。

エアコンを効率よく使うためには自分でできる範囲の掃除を

エアコンが効率よく働くためには、エアコンの掃除も大切です。エアコンの汚れがひどい状態だと機能が発揮されず、そのため電気も多く必要になってしまいます。
エアコンの掃除は大変ですが、自分でできる範囲の掃除をこまめにすることが大切です。
エアコンには自動掃除機能がついていますが、実はそれだけでは不十分です。エアコンの自動掃除だけに頼らずに、面倒でも自分で掃除をするようにしてください。

自分でできる掃除には、エアコンのフィルター掃除があります。エアコンのカバーを外すと中にフィルターがついています。このフィルターはエアコンを使っているうちにゴミやホコリで汚れてきます。

フィルターの付着しているホコリやゴミは、掃除機を使って吸い取ってください。丸洗いできるフィルターなら外して洗っておきます。フィルターの掃除には使い古しの歯ブラシが便利です。水洗いしたフィルターはしっかり乾燥させてから、エアコンに取り付けてください。

フィルター掃除のときに、エアコン本体やカバーの汚れもキレイにしておきましょう。ゴミやホコリは掃除機で吸い取っておくか、又はエアダスターを使ってホコリを飛ばして取り除いてください。本体の表面などは濡らして堅く絞った雑巾で拭いてキレイにしておきます。

自分でもできる掃除をこまめにしておくことで、エアコンを良い状態で使うことができます。汚れたままにしておくと効率が悪くなって電気代がかさんだり、故障の原因にもなりますので気をつけてくださいね。

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