一人暮らしの人がご飯を炊こうと思った時に、1回に2合を炊く人が多いと思いますが、女性にとっては3食分としては少し多いですし、お昼や晩ご飯に友達とご飯を食べたりすると、さらに余ってしまいます。
そんな時に活用したいのが、炊いたご飯を冷凍させるということです。
しかし、炊いたご飯はいつ冷凍しても良いわけではありません。
また、解凍させる時にやり方を失敗しますと、美味しくないご飯になってしまうことにだってなりかねません。
そんな、一人暮らしの人に実践してもらいたい、ご飯の冷凍方法や、ご飯以外に冷凍させておくと便利な食材などについてご紹介させていただきます。
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一人暮らしでご飯を冷凍するなら、こんなところに気をつけよう
一人暮らしをする際に、どんなときでもご飯だけはしっかりと食べなさいと、親に炊飯器を持たされたという人もいるかもしれません。
お米は日本人の心です。炊きたてのご飯を食べれば、それだけで故郷や親のことを思い出したり、温かい気持ちになってお腹も満たされます。パン派の人もいるかも知れませんが、やはりご飯がなくては始まらないという人も多いでしょう。
しかし、一人暮らしともなると、食事の度にいちいちご飯を炊いていられないですよね。節電や時短のためにも、ちょっと多めに炊いて、冷凍しているという人も少なくないはずです。
実は、ご飯冷凍にもいくつかポイントがあるというのはご存知でしょうか?
また、美味しく冷凍するためには、急速に冷凍するということが重要です。
金属製のトレイの上や、無ければアルミホイルなどの上に乗せて冷凍すると、冷凍する時間を短くすることができます。これこそが美味しさの秘訣です。
ラップをいちいち使ったり、使用後は捨てたりするのが面倒だという人もいるでしょう。そんな時オススメなのが、ご飯専用の冷凍容器です。
このような容器は、温めた時に均一に熱が通るように作られています。より美味しく温めることができるでしょう。茶碗のような形をしているものもあるので、温めて容器のまま食事することも可能です。
丸い形状のものではなく、四角形の容器もあります。そのようなものは冷凍庫の中で収納しやすいでしょう。
一人暮らしのご飯を冷凍させたら、美味しい状態に解凍させましょう
美味しいご飯の冷凍方法を知ったら、次は美味しい解凍方法を試して見ましょう。
一番の注意点は過度の加熱です。温めすぎると、固くなったり、まとまってしまったり、水分が抜けてしまったりすることもあります。
一人暮らしであれば、電子レンジを持っていないという場合もあるでしょう。電子レンジがなくても、ご飯の温めは可能です。
まずは鍋に少量の水を入れ、鍋より少し小さめのお皿を中に入れます。お皿が沈んでしまうことのないよう、深めの皿を使うと良いでしょう。その上に、冷凍したご飯をのせます。
蓋をして強火にかけ、10分。蒸し器がなくてもご飯が程よく蒸し上がり温まります。
蒸し器があれば、蒸し器を利用しても勿論構いません。
やけどなどをしないように十分気をつけて取り出しましょう。ほくほくの温かいごはんが食べられますよ。
一人暮らしのご飯を冷凍させる時、いつまで保存できるの
冷蔵でごはんを保存すると、実は1日程度しか持たないのをご存知ですか。冷蔵庫で保存したご飯は、なぜかパサパサしたような感じがしますよね。それは、デンプンが冷蔵庫の温度により別のデンプンに変わってしまうからなのです。デンプンが老化してしまいます。
温めた時も、冷凍したほうが美味しいのであれば、やはりご飯は冷蔵ではなく冷凍するべきです。一人暮らしでちょっと余ってしまった、多く炊いてしまったという時は、ぜひ冷凍保存をしましょう。
しかし、これはあくまでも白米の話です。味の付いた炊き込みご飯などは、これほど日持ちはしません。
炊き込みご飯と一言で言っても、中の具材は様々です。肉や魚の時もあるでしょう。きのこや野菜、山菜というときもあるでしょう。
しかし、具材が入る分、ついつい作りすぎてしまうのが炊き込みご飯です。
肉やきのこなどの野菜を使用した炊き込みごはんの保存期間は、白米の保存期間とほぼ変わりません。3週間程度とみてよいでしょう。
しかし、魚等を使用した炊き込みごはんは1週間程度しか持たないので、冷凍後は早めに食べるようにしましょう。
いづれにせよ、白米よりは日持ちはしないということを覚えておきましょう。
冷凍ご飯をより美味しく食べるためのおすすめメニュー
やはり、ご飯をどんなに上手に冷凍したり解凍したりしたところで、炊きたてには敵わないというのが事実です。一人暮らしをしていると、ちょっといつもと違うメニューにしたいと思うこともあるかもしれません。
そんなときこそ、冷凍ご飯の出番です。冷凍ご飯を利用して美味しいアレンジレシピを作ってしまいましょう。
一番のオススメは、チャーハンです。冷凍するとどうしても水分が抜けがちです。冷凍して時が経てば立つほど、パサパサになってしまいます。そのパサパサを逆に利用してみてはどうでしょうか。
炊きたてのご飯を使って作ったときよりも、ずっと上手にチャーハンを作ることができますよ。
水分を補ってあげるという方法もあります。おかゆやリゾットなど、お米から作るときよりも、既に炊いてあるので、時間がかからず作ることができます。
潰すという方法もよいでしょう。一度冷凍ご飯を温めたら、片栗粉などを加えてとにかく潰します。潰すと粘り気が出て、お餅のような状態になります。まるくして上下を潰して薄くしたら、フライパンやトースターで焼いて、甘い醤油ダレをかけて食べましょう。お餅のような食感を楽しむことができるでしょう。ちょっと、小腹がすいておやつが食べたいなんてときにも良いかもしれませんね。
一人暮らしは食材が余りがち、冷凍庫を活用して無駄をなくそう
一人暮らしをするとどうしても食材が余りがちになります。しかし、ご飯を多く炊いてしまい、勿体無いからと口に運んでいたら、あっという間に太ってしまいます。
ご飯は何合炊いても、それほど電気代は変わりません。ですから多めに炊いて、余ったら冷凍庫に入れておくというのが賢明でしょう。食べ過ぎを防ぐこともできます。
一人暮らしで困るのは、ご飯だけではありません。
食材を購入しても、こんなに沢山いらないのになんて思う時はありませんか。食べきれないという場合もあるはずです。野菜などは、1つ単位でも売っていないものもスーパーもあります。
大抵の野菜は冷凍が可能です。直接冷凍できなくても、一度簡単に下茹ですれば、冷凍できる物もあります。魚や肉も、同様です
調理に使いやすい大きさににカットする、下茹での必要なものは火を通すという作業をして冷凍をすれば、使いたい時に使いたい食材がすぐに冷凍庫から取り出せるので便利です。日持ちもします。一人暮らしには、冷凍は欠かせない存在なのです。
食材を無駄にせず、電気代や時間を節約するためにも、冷凍庫をこれからも有効活用していきましょう。