一人暮らしの高齢者の入院準備！子供がやっておきたい準備を解説

高齢の親が自分と離れた地域で一人暮らしをしていたら、親の体調にもしものことがあってもすぐに駆けつけることができません。実家に帰省したときに、入院の準備をしておこうと考えることもあるのではないでしょうか。

一緒に住みたいと思っても、お互いの意見が同じでない限りは親との同居が難しいものです。緊急時のために、子供が親のために色々な準備をしておきましょう。

ここでは、高齢者が万が一入院するときのためにしておきたい準備についてお伝えします。何も起こらないことが一番ですが、もしものときのためにもあらかじめ準備をしておくと安心です。

親のことを考え、子供ができる準備をしておきましょう。

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一人暮らしの親が急に倒れた！親の情報を書いたカードを準備して入院しても困らないように対応を

近くに住んでいるならいざ知らず、親が一人暮らしをしている場合、何かあってもなかなかすぐに駆けつけられないことがありますよね。とくに親が高齢ともなれば、いつ急に出先で倒れて入院したりという事態にもなりかねませんので、日頃からの備えが肝心になります。

一人暮らしの親に緊急用カードを渡す

もしも、親が倒れた際に意識を失っていて、自分の名前などを正確に伝えられないようなケースに備えて、緊急時に役立つ情報を記載したカードを作っておくという方法があります。カードには、氏名と生年月日や血液型とともに、住所と電話番号、それと緊急時の連絡先や、現在のかかりつけ医なども記載しておきます。

このカードを外出時は財布などに入れて必ず持ち歩くとともに、自宅で倒れた時のために、室内の目立つ場所にも貼っておきましょう。

高齢で一人暮らしの親のために！入院準備をしておこう

いつか起こるかもしれない一人暮らしの親の緊急時に備えて、緊急用カードだけでなく、簡易的な入院セットを用意しておくと良いでしょう。

病院によって必要ない場合もありますが、パジャマやスリッパはもちろんのこと、数日分の替えの下着やタオル類の他にも、歯ブラシやコップなどを、バッグにあらかじめ詰めておけば、実家に取りに帰ってもすぐに準備することができます。さらに保険証のコピーや、病室内で羽織るものも一緒に入れておきたいところです。

一人暮らしの高齢の親がいる子供が前もって確認しておきたいこと

いくら親が一人暮らしとはいえ、まだ元気なうちにはあまり先のことは話しづらいものですよね。もしもの事態に備えるという点では、入院準備についてはまだ話しやすいかもしれませんが、一番聞きにくいのは、やはりお金に関することではないでしょうか？

入院する際に必要となるのは、保険証や着替えだけではない

一番必要になるものはお金

もちろん、入院直後はバタバタとしてそれどころではないかもしれませんが、入院が長引けば長引くほど、ひと月ごとに入院費の精算をしなければならないため、家族には重い負担がのしかかってくることも。

入院に備えて準備を進めるのであれば、保険証や着替えなどを揃えるだけでなく、きちんとお金についても話しておくことが重要です。普段使っている金融機関名や、通帳と印鑑の置き場所とカードの暗証番号、生命保険の加入状況なども、できれば定期的に確認しておきたいところです。

他にも、持病がある場合は薬の置き場所も合わせて確認しておくと良いでしょう。

一人暮らしの親が急に入院！すぐに行けないときのためにしておきたい準備

一人暮らしの高齢の親御さんたちの中には、普段から日常生活に介護ヘルパーを利用している方も多いものです。ですが、それはあくまでも在宅で生活できている場合の話であり、いざ急に入院することになってしまうと、入院準備や手続きはもとより、洗濯や日用品の買い物なども頼むことができなくなってしまいます。

民間の支援サービスにあらかじめ登録しておく

親と離れて暮らしていると、入院手続きにはかけつけたとしても、その後はなかなか頻繁に顔を出すこともできない場合があります。入院や通院サポートを行っているＮＰＯ法人や民間団体に登録しておくことで、

入院中の身の回りの世話に限らず、留守中の自宅の見回りや、郵便物の回収など、多岐に渡ってサポートが受けられるケースもあるため、まだ親が元気なうちに、確認してみることをオススメします。

高齢の親の一人暮らしは入院費についても知っておこう

手術を伴わない数日の入院であれば、そこまで高額になるケースも少ないですが、場合によっては入院費が驚くほど高額になることもありますので、こちらの制度をぜひ活用したいところです。病院窓口や入院手続きの際に詳しく説明を受けることもできますので、確認してみてください。

また、高齢者の入院に関しては、入院時に窓口に限度額認定証というものを提出することで、入院費を支払う時点で一定の上限を超えた分は支払わないで済むという方法もあります。こちらは自分で保険証の発行先に申請をしない限りは利用できない制度ですので、入院することになった時点で、早めに発行してもらうようにしましょう。