木造のアパートは家賃も安く手軽に住めるという利点がある反面、自分や他の部屋の人が出した音が響きやすいという欠点もあります。
自分が出した音や、他の部屋の人から出る騒音によるトラブルに見舞われないために出来る対策は何があるのでしょうか。
そのいくつかの方法をご紹介いたしますので、ご自身が快適で安心して暮らすための参考にしてください。
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木造の建物は音が伝わりやすい。だからこんな対策をしよう
一人暮らしを始めると「騒音問題」で悩むことがあります。
隣や上の部屋からの音漏れがすごかったり、逆に自分の部屋の生活音はうるさくないだろうかと不安になったりなど様々な騒音についての悩みが出てくるでしょう。
鉄筋コンクリートの建物であれば防音性は高く音は響き難い傾向にあり、一方で木造の建物だと防音性は低い傾向にあり音が響きやすいとされています。
ただ、木造の建物は防音性は低い傾向にある反面で鉄筋コンクリートの建物と比較すると基本的に家賃は低い傾向にあるため、大学への進学を機に一人暮らしを始めた学生さんなど、金銭的に大きな余裕が無い場合には木造のアパートで一人暮らしをする方も多いでしょう。
そこで気になる木造アパートに住む上での音漏れ対策ですが、まずは気軽にできる音漏れ対策をご紹介します。
木造物件の音漏れ対策
- 家具を上手く活用する
衣類や下着を収納しているタンス等の大きな家具は、壁に寄せて配置することで防音性を高くする効果があります。
生活する上で不便に感じない程度に模様替えをしてみると良いでしょう。 - スリッパを履くようにする
足音など生活する上で絶対に防ぐことができない生活音は、スリッパを履いて行動するだけでも十分な音漏れ対策をすることができます。
音漏れ対策には上記以外にも様々な方法があります。
ですが学生さんはお金の面でも使える額が限られていることと思いますので、まずはご紹介した負担が大きくなくて簡単にできる対策を試してみて下さいね。
生活音が響きやすい木造は、家電を使う時にも対策を取ろう
こうした音が発生する家電は騒音の大きな原因でもあるのですが、工夫次第では音漏れを軽減することができます。
木造アパートの音漏れの主な対策の方法としては以下の2つ。
音の出る家電(テレビや洗濯機)の下に布を敷く
またテレビは可能な限りで壁から離して設置するのがオススメです。
一方で苦痛に感じないのであればテレビを見る時にイヤホンを使うと良いでしょう。
最近ではコードが付いていないタイプの物も多く売られていますのでぜひ活用してみて下さい。
掃除機をかける時間帯に配慮する
一般的には朝8時から夜8時がかけても良い時間の目安とされていますが、これはあくまでも目安であり、基本的には物件に住んでいる他の住人に合わせるのが良いです。
小さなお子さんや高齢者が隣や下の部屋に住んでいる場合には、掃除機をかけられる時間を少し短く考えておいたほうが良いでしょう。
木造だと隣の部屋の音も聞こえてくる!出来る対策は
一方で木造のアパートなどの集合住宅に住んでいると隣や上の部屋の人の騒音で頭を抱えることも少なくありません。
もしそうした騒音で悩まれた場合にはまず騒音の発生源を探ることから始めましょう。
騒音の発生源を突き止めることができたら次は大家さんか管理会社さんへ相談します。
その後は大家さんや管理会社さんから何かしらの対処があると思いますが、万が一何も対処されなかった場合には警察に相談するのが良いでしょう。
ですが警察への相談はあくまでも最終手段として考え、基本的には大家さんや管理会社さんの対応を待つようにしましょう。
あなたに注意されたことに逆上して何か危害を加えてきたり、更に酷い騒音で嫌がらせをしてくるケースも考えられますので、基本的には前述した対策を行うようにしましょう。
隣よりも外の音がうるさい時、出来る対策には何があるか
また、木造アパートは比較的音が響きやすい傾向にありますので、上記のような場合には「外の音」も気になってしまう場合があります。
外の音は基本的に通気口や窓の隙間など外と室内の境目から入り込んできます。
そのため対策をする上では外との境目を塞ぐことが騒音を防ぐポイントとなります。
実際に行う外の騒音対策としては2つ。
1つは窓の隙間を埋めるようにしましょう。
ホームセンターや100均に売られている隙間テープを使って窓の隙間を埋めます。
2つめは通気口を覆いましょう。
通気口はタオルやテープを使って覆うのも良いですし、専用のアイテムを使うのもひとつの方法です。
予算を考えて自分に合う方法で対策してみて下さい。
騒音があって当たり前!?「お互い様物件」とは
物件の中には「お互い様物件」という物件があります。
お互い様物件とは?
音大生やミュージシャンなど楽器を使うことがある方が主に入居する物件のことで、防音対策は優れていませんが物件の入居者が騒音について理解し合っている物件のことを言います。
こうした物件は騒音が出ることが当たり前と考えている方々が入居していますので、自分が騒音を出すかも…と不安に感じる場合にはオススメの物件です。
ただ、前述したようにお互い様物件は物件に入居している多くの方が騒音が出ることを当たり前と捉えています。
そのため生活する上では騒音が付き物となるということを十分に理解した上で入居する必要があります。