一人暮らし用アパートの中には、水道代が固定されている物件があります。
一見するとメリットが大きいように感じますが、この水道代が固定されている物件を選ぶ時には注意が必要です。それはなぜなのでしょうか。
一人暮らしで水道代が固定されている物件に住むメリット、デメリットとは?
一人暮らしの水道代の目安と自分のライフスタイルを照らし合わせて、どちらがお得かを見極めることが大切でしょう。
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一人暮らしのアパートで、水道代が固定されている物件がある理由
一般的な賃貸アパートは、家賃と水道光熱費は別になっている物件が多いです。
家賃は毎月固定の金額を支払いますが、水道光熱費は使用した量に応じて金額が変わるので、同じ物件に住んでいても十人十色です。
しかし中には水道代が固定されているという物件があります。
固定されているなら、料金の変動を気にせずに使えるという安心感を感じます。
各部屋に対してのメーターがあればそれぞれの使用量を把握することが出来るのですが、物件にメーターが一つしかなければ物件全体で一括した水道使用量しかわかりません。
一人暮らしで水道代が固定されている物件に住むメリットとデメリット
水道代が固定されている物件というのは、一人暮らしをする上ではどうなのでしょう。
メリットももちろんありますが、デメリットに感じる部分もあるかと思うので紹介していきましょう。
水道代固定のメリット
やはり水道代が固定されているメリットは、料金を気にすることなく使用出来るという点が一番のメリットではないでしょうか。
一人暮らしをしている人は、日々節約を意識しているという人も少なくありません。
毎月の出費が固定されていると、家計の計算もしやすくたくさん使用しても大丈夫という安心感があります。
毎日浴槽にお湯を溜めて入浴したい、という人には特におすすめ物件ですね。
水道代固定のデメリット
料金が固定されているからこそのメリットは、場合によってはデメリットになることもあります。
水道代を気にせず使用することは出来ますが、たくさん使用しない人にとっては固定だからこそ割高な料金を支払うということもあります。
水道代が固定ではない物件に住んでいて、水道代が基本料金内で済んでいるという人は、水道代固定の物件ではもったいないでしょう。
固定費の水道代。一人暮らしの水道代の平均とは?お風呂好きな人は高い傾向
一人暮らしをしていると、水道代は基本料金内で使用出来るケースが多いようです。
基本料金内と一言に言っても、水道代は地域によって設定されている基本料金に差がある項目です。
この基本料金内で済んでいるなら、さらに上回る水道代を固定で払う物件を選ぶ必要はありません。
料金が固定されている以上、使用してもしなくても毎月同じように請求されるので、どんどん出費が増えてしまうことになります。
毎日浴槽にお湯を溜めて入る人にとっては、毎月の水道代の変動を気にせずにバスタイムを楽しむことが出来るので魅力的かもしれません。
一人暮らしを始めると節約のためにシャワーだけ済ませてしまうという人も多いので、気兼ねなく湯船に浸かることが出来るのは経済的にも心身のリラックスのためにも嬉しいポイントです。
水道代は住む地域によって料金が異なる
先ほども少し触れたように、水道代は住んでいる地域によって料金が異なります。
家賃や駐車場料金など、住まいに関する料金は都市部よりも地方の方が安い傾向があります。水道代などの光熱費も、地方の方が安くなりそうなイメージを持ちますね。
しかし、実は水道代などの光熱費に関しては、この法則は逆になります。
水道代は光熱費の中でも、地域による料金の差が大きい
一番高い料金帯と安い料金帯を比較してみると、なんとその差は10倍にもなるとか。
ただ、近くに豊富な水源のある地域の場合は、人口が少なくても水道代が安くなる場合もあるので理解しておきましょう。
水道代が固定されている物件でも節水が必要。使いすぎると賃料に響く可能性も
水道代が固定になっている物件なら、料金を気にせずにたくさん使用しても大丈夫という気持ちになります。
確かにたくさん使用しても、少ししか使用しなくても同じ料金なら、たくさん使用した方がお得に感じます。
ですが、お得感を求めて使いすぎてしまうと、他の料金に影響が出る可能性があります。
管理会社や大家さんは、自分たちが損にならないように計算して料金を決めています。
固定になっている水道代よりも毎月オーバーするほど使用されると、差額分は管理会社の方で負担することもあります。
このようなことが続くと管理会社は困ってしまいます。
なので固定になっている水道代を値上げしたり、家賃や管理費を値上げして採算を取ろうとします。
また、固定になっている料金を過ぎた分は、差額が上乗せされて請求されることもあります。